
「満員電車はもう嫌だ!」 電車での通勤通学事情を調査(東京・大阪編)

- 電車で東京・大阪に通勤通学する人の64%が、1日に1時間以上を電車の中で過ごす
- 通勤通学の「満員電車」、東京86%、大阪74%が経験。「手足は動かせるが、身体の位置は動かせないレベル」が4人に1人
- 「電車でストレスを感じる」95%!“電車ストレス”トップ3は、「満員電車・混雑」「乗降時に入り口から動かない乗客」「他の乗客のにおい」
電車で東京・大阪に通勤通学する人の64%が、1日に1時間以上を電車の中で過ごす
通勤通学にかかる片道の合計時間を聞いたところ、「1時間程度」が20%で最多。「40分~45分程度」18%、「50分~55分程度」13%と続きますが、1時間以上と回答した人を合計すると全体の50%以上(東京55%、大阪45%)にのぼりました。
また、片道の通勤通学時間のうち、電車に乗っている間の時間を聞くと、「30分以上」の回答を合計し、64%が1日に往復1時間以上を電車の中で過ごしていることがわかりました。
片道の通勤通学時間
片道の通勤通学時間のうち電車に乗っている時間
通勤通学の「満員電車」、東京86%、大阪74%が経験。「手足は動かせるが、身体の位置は動かせないレベル」が4人に1人
通勤通学時に「満員電車」に乗ることがあるかどうかを尋ねたところ、東京への通勤通学者の86%、大阪への通勤通学者の74%が「乗ることがある」と回答しました。
また、電車の混み具合を尋ねたところ、最も多かったのが東京・大阪とも、「手足は動かせるが、身体の位置は変えられないレベルの混雑」で26%(東京30%、大阪23%)にのぼりました。10人に1人は「まったく身動きが取れないレベルの混雑」を経験していることもわかりました。
通勤通学時「満員電車」に乗るかどうか
通勤通学時の電車の混雑具合
「電車でストレスを感じる」95%!“電車ストレス”トップ3は、「満員電車・混雑」「乗降時に入り口から動かない乗客」「他の乗客のにおい」
通勤通学電車でストレスを感じるか尋ねたところ、95%が何らかのストレスを感じていることがわかりました。
通勤通学電車でストレスを感じるか
具体的なストレス内容は、1位「満員電車・混雑」46%、2位「乗降時に出入り口等から動かない乗客」44%、3位「他の乗客のにおい(汗臭さ・香水など)」43%、4位「ヘッドホンからの音漏れ」37%、5位「電車の遅延」37%と続きます。
通勤通学電車で感じるストレスを感じること(上位10位)
通勤通学電車の混雑を緩和するためのアイディアを自由回答で募ったところ、『フレックスタイム制の導入』『時差出勤』『在宅勤務制の導入』など、“企業における働く時間や働き方の柔軟性の導入”を上げる人が最も多く、全体の31%でした。
次いで多かったのは、『電車の運行本数を増やす』『連結車両数を増やす』『複々線化を進める』『座席をなくし車両に乗れる人数を増やす』といった、“電車で運べる人数のキャパシティを増やす”という対策案で、全体の22%。その他、『スマートフォンの使用禁止』『リュックサックを背負ったまま乗らない』など乗客マナーの改善、『定員を設ける』『指定席制度の導入』など人数規制、『早朝割引制度』などインセンティブ制度の導入など様々な対策アイディアがあがりました。
満員電車・電車の混雑をなくすためのアイディア(自由回答)より抜粋
- 普段優先席に座るかどうか
- 電車で座席を譲った経験の有無
- 乗客や駅員・運転士・車掌に対して、マナー違反を感じたことはあるか
- 混雑した電車にベビーカーを持ち込む乗客に対する意見
- 電車内での化粧、電車内での飲食に対する意見
- 電車を取り巻く状況で問題だと感じること など
- 調査主体
- マクロミル
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査地域
- 一都三県(東京、千葉、埼玉、神奈川)、二府二県(大阪、京都、奈良、兵庫)
- 調査対象
- 20~59歳の男女で、東京都内、または、大阪府内に電車で通勤通学をしている方(マクロミル提携モニタ)
- 割付方法
- 東京都内への通勤通学者1,000名、大阪府内への通勤通学者1,000名 /合計 2,000サンプル
- 調査期間
- 2016年9月30日(金)~2016年10月1日(土)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。