
日本人から見た“日本のイメージ”を大調査!オリンピックイヤー2020年までに改善したほうがいいことは?

そこで、日本人が考える日本のイメージについて調査しました。「日本についてどう思うか」、「好きなところ」や「改善したほうがいいこと」などを、全国1,000名を対象に調査した結果とは・・・?
- 日本人の91%が“日本が好き!”
- 日本の好きなところベスト3は、1位「治安が良い」、2位「四季がある」、3位「食」。若いほど「アニメ・漫画文化」「和装」、年代が高いほど「自然の豊かさ」「日本人の気質」が好き
- 日本人が自己評価した“日本人のイメージ”。一番の特徴は「時間に正確」、好ましい特徴トップは「親切」・最下位は「自己主張が下手」
- 日本人が外国人にオススメしたい観光地ランキング、1位は「京都」!
- 2020年の東京五輪開催までに改善したほうがいいと思うこと、1位は「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%
日本人の91%が“日本が好き!”
日本を好きか嫌いかについて、全国の20代~50代1,000名に伺いました。その結果、最多は「とても好き」で49%。次いで「まあまあ好き」42%でした。91%が日本のことを好きだと答えました。
年代別にみると、「とても好き」「まあまあ好き」の合計が最も高かったのは50代で95%。次いで20代(92%)、40代(89%)、30代(87%)でした。
日本が好きか嫌いか
日本の好きなところベスト3は、1位「治安が良い」、2位「四季がある」、3位「食」。若いほど「アニメ・漫画文化」「和装」、年代が高いほど「自然の豊かさ」「日本人の気質」が好き
日本のどんなところが好きかを聞いたところ、1位「治安が良い」77%、2位「四季がある」77%、3位「食(飲み物含む)」75%でした。この3点を挙げる人が飛びぬけて多い結果となりました。
日本の好きなところ 上位5位
年代別にみると、順位に変化があり、20代・30代の1位は「食(飲み物を含む)」、40代・50代の1位は「治安が良い」でした。
また、「アニメ・漫画文化」「和装(着物・浴衣など)」は年代が若いほど好きだと答える比率が高い傾向にあり、「自然が豊か」「日本人の気質・人柄」「神社仏閣」「伝統のスポーツ(相撲・柔道など)」は、年代が高いほど好きだと答える比率が高い傾向にありました。
日本の好きなところ(年代×項目別)
日本人が自己評価した“日本人のイメージ”。一番の特徴は「時間に正確」、好ましい特徴トップは「親切」・最下位は「自己主張が下手」
日本人の性格・国民気質としてあてはまる特徴を尋ねました。「あてはまる」と回答した方が多かった順に、1位「時間に正確」84%、2位「勤勉」84%、3位「仕事が丁寧」80%でした。
日本人の考える日本人の特徴 上位5位
また、自分が「日本人の性格・国民気質であると感じる」特徴について、好ましいと感じるか好ましくないと感じるかを伺ったところ、「好ましい」と感じられる割合が高い順に、「親切」「仕事が丁寧」「約束を守る」でした。一方で、「自己主張が下手」「集団行動を好む」については、半分以上が「好ましくない」と感じていることがわかりました。
日本人の特徴で好ましいもの 上位5位
日本人の特徴で好ましくないもの 上位5位
日本人が外国人にオススメしたい観光地ランキング、1位は「京都」!
外国人旅行者にオススメしたい日本の観光地を尋ねたところ、最も多かったのは「京都」70%でした。次いで、2位「富士山」70%、3位「鎌倉」48%、4位「広島」44%、5位「金沢」43%でした。
外国人旅行者にオススメの観光地 上位10位
2016年にマクロミルで実施した「訪日外国人の日本での『体験』に関する調査」※1では、実際に訪日外国人旅行者が訪れた観光地を聴取しています。多かった順に1位「富士山」、2位「東京タワー」、3位「大阪」、4位「京都」、5位「東京ディズニーランド」という結果でした。
双方の結果を比較すると、「鎌倉」「広島」「金沢」などは、日本人はオススメしたいと考える一方で、外国人にはまだあまりその魅力を知られていないのかもしれません。
【参考】外国人旅行者が訪日旅行で訪れた都市・観光地 上位10位
※訪日外国人の日本での『体験』に関する調査(2016年 マクロミル調べ)より
※1 :「訪日外国人の日本での『体験』に関する調査」。1年以内にプライベートの旅行で日本を訪れたことのある中国人、タイ人、アメリカ人1,200名(各国400名)を対象に、2016年6月に実施。
2020年の東京五輪開催までに改善したほうがいいと思うこと、1位は「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%
外国人観光客の増加が見込まれる、2020年(東京五輪開催)に向け、日本で改善したり対策したりした方がいいと思うことについて尋ねました。
その結果は、1位「日本人に英語が通じないケースが多いこと」71%、2位「標識や案内に英語の表記がないこと」60%、3位「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらいこと」44%でした。
(外国人観光客が増える)2020年に向けて、日本で改善・対策したほうがいいと思うこと 上位5位
回答母数が少ないため参考値として取り上げますが、2016年に実施した「訪日外国人の日本での『体験』に関する調査」※1で、訪日外国人が訪日中に体験したことで不満があったと回答した方に対し、不便・不満に感じた内容を尋ねた※2ところ、最も多かった回答は「英語が通じないケースが多いこと」で47%でした。これは、日本人が考える改善ポイントと一致します。
しかし、外国人環境客が不便・不満を感じた内容の2位は「(観光地などで)相手が(旅行者の)母国語を話せないこと」42%、3位は「標識や案内に(旅行者の)母国語の表記がないこと」40%で、「標識や案内に英語の表記がないこと」と回答した方は13%に留まりました。
日本では、既に必要な個所の標識や案内には英語の表記がなされている一方で、実際に英語を話すシーンでの対応や、英語以外の言語への対応が遅れているのかもしれません。
※2:「訪日外国人の日本での『体験』に関する調査」において、日本旅行中の各体験で、「やや不満」「不満」だと感じたことがあると回答した38名を対象に複数回答で聴取。
【参考】外国人旅行者が訪日旅行中に体験したことで、不便/不満におもったこと
※訪日外国人の日本での『体験』に関する調査(2016年 マクロミル調べ)より
- 日本の好きなところ 全21項目
- 日本人の考える日本人の特徴(性格・国民気質) 全19項目
- 外国人旅行者におすすめしたい日本の観光地ランキング 全40項目
- 「建国記念の日」の由来の認知率
- 調査主体
- マクロミル
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査対象
- 全国20歳~59歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法
- 平成27年国勢調査による、性別×年代×地域別の人口動態割付/合計1,000サンプル
- 調査期間
- 2017年1月23日(月)~1月25日(水)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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