
駅の広告はどのくらい見られているの?駅メディアに関する調査

- 「駅メディア」を普段閲覧している人は37%で、ネット広告の閲覧率と同等
- 駅メディアのうち、「紙の広告(ポスター・看板)」が接触率1位で、商品の購入率は3%
「駅メディア」を普段閲覧している人は37%で、ネット広告の閲覧率と同等
一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に住む男女15~59 歳1,000人を対象に、広告の種類ごとの閲覧率を確認しました。高い閲覧率を示した上位5つは、「テレビCM」72%、「電車の車内広告」54%、「スマホで見るネット広告」38%、「駅構内の広告」と「パソコンで見るネット広告」37%。「駅構内の広告(以降、「駅メディア」)」の閲覧率は、スマホやPCで見る「ネット広告」と並びました。電車の車内広告や駅メディアは、テレビCM、新聞、ラジオ、雑誌に続く“第5のマスメディア”と呼ばれることがありますが、今回の調査結果からもよく見られている広告であることが分かります。
駅メディアのうち、「紙の広告(ポスター・看板)」が接触率1位で、商品の購入率は3%
9種類の駅メディアごとに接触状況を確認しました。ここでは「確かに見た」と「見た気がする」の回答の合計値が高い順に5の駅メディアを抜粋します。最も高い接触率を示したのは「駅内の紙の広告」69%でした。また、「駅内の動画広告(デジタルサイネージ)」は50%が見たと回答しています。
では、最も接触されている「駅内の紙の広告(ポスター・看板)」は、消費者の行動にどのような影響を与えているのでしょうか。広告を見た後にとった行動を尋ねたところ、最多は「何も行動を起こしていない(=広告内容の確認すらしていない)」が半数強の56%ですが、他方、39%は広告内容をきちんと読んだことがあると回答していました。また、「広告の企業について調べた」4.6%、「広告の内容について家族や友人と話した」4.5%、「商品を購入した」2.8%、「広告の写真を撮った」2.6%、「広告の写真を撮ってSNSに投稿した」2.4%でした。いずれもそれほど大きな割合ではありませんが、ブランディング・消費喚起・口コミ醸成などの広告反応が見て取れる結果となっています。
本調査結果のより詳細な分析は、MarkeZine10月号“データで読み解く「駅メディアの実力」”に掲載されています。
- 広告ごとのイメージ
- 駅メディアの種類ごとに、広告を見て取った行動
- 駅構内でのイベント参加率と取った行動 など
- 調査主体
- マクロミルと翔泳社(MarkeZine)の共同調査
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査対象
- 全国15~59歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法
- 平成27年国勢調査による、性別×年代×エリアの人口動態割付/合計1,000サンプル
- 調査期間
- 2017年8月4日(金)~7日(月)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。