
新成人500名に聞く、2018年 新成人に関する定点調査

2018年1月に成人式を迎える全国の新成人を対象に「2018 年 新成人に関する調査」を実施しました。この調査は 2008 年から開始し、今回で 11 年目。調査手法はインターネットリサーチ、調査期間は 2017 年12月15日(金)~12月17日(日)、有効回答数は 500 名。
- 将来の夢がある新成人は、過去最低の54%
- 「日本の未来は明るい」34%。2014年がピークで2015年からほぼ横ばい
- 将来就きたい職業、2位の「わからない」が28%で、1位の「会社員」31%に迫る
- スマホ所有率、「iPhone」が「Android」を大きく引き離し、その差は22%に
- SNS利用率、1位「LINE」96%、2位「Twitter」80%で、いずれもこの6年で最高。「Instagram」が躍進、51%で「Facebook」の2倍に
- 社会潮流に対する考え、“AI”は半数弱が不安を抱く、“グローバル化”は半数弱がグローバル人材になりたいが8割が「英語に不安」
- 活躍を期待する2018年新成人ランキング 1位フィギュア「宇野昌磨」、2位モデル・タレント「藤田ニコル」、3位プロ野球「オコエ瑠偉」
将来の夢がある新成人は、過去最低の54%
将来の夢があるか尋ねると、「ある」は54%、「今のところない」は38%、「わからない」は8%でした。将来の夢がある新成人は、2008年に調査を開始して以来最低となりました。
「日本の未来は明るい」34%。2014年がピークで2015年からほぼ横ばい
日本の未来について、「明るいと思う」「どちらかといえば、明るいと思う」「どちらかといえば、暗いと思う」「暗いと思う」の四択で尋ねました。2018年の新成人は、「明るいと思う」計※1が34%、「暗いと思う」計※2が66%。日本の未来を明るいと思う新成人は、2014年がピークで44%、その後2015年に34%に落ち込んでからほぼ横ばいに推移しています。
※1:「明るいと思う」3.8%+「どちらかといえば、明るいと思う」30.6%の合計
※2:「暗いと思う」12.8%+「どちらかといえば、暗いと思う」52.8%の合計
将来就きたい職業、2位の「わからない」が28%で、1位の「会社員」31%に迫る
将来就きたい職業は、1位「会社員」31%、2位「公務員」20%でした。1位「会社員」、2位「公務員」の順位は当データの取得を開始した2011年から8年連続で維持し続けているものの、今年は「わからない」と回答した割合が1位の「会社員」に3%差まで迫っています。
スマホ所有率、「iPhone」が「Android」を大きく引き離し、その差は22%に
デジタル端末の所有率を確認しました。その中でスマートフォンに注目すると、2016年に“Android”を追い抜いた“iPhone”の所有率が61%まで増加、“Android”は36%まで減少しています。“iPhone”の所有率は5年で約2.5倍に増加しました。一方で“パソコン”は、デスクトップ、ノート共に減少傾向となっています。
SNS利用率、1位「LINE」96%、2位「Twitter」80%で、いずれもこの6年で最高。「Instagram」が躍進、51%で「Facebook」の2倍に
SNSの利用率は、1位が「LINE」96%、2位が「Twitter」80%で、いずれもこの6年で最高となりました。3位は「Instagram」で51%、4位の「Facebook」26%の2倍となっています。2016年に3位だった「Facebook」は、2017年に「Instagram」に追い抜かれ、今年はその差は2倍にまで広がりました。
社会潮流に対する考え、“AI”は半数弱が不安を抱く、“グローバル化”は半数弱がグローバル人材になりたいが8割が「英語に不安」
社会の潮流として“グローバル化”や“AI(人工知能)化”といった話題が多く挙がる中で、今年2018年の新成人はこれらをどのように捉えているのでしょうか。
まず“AI化”について尋ねると、「AIに期待している」が37%、「AIに期待していない」が29%でした。また「AIに不安がある」が48%で、期待をしている・していないに関わらず半数弱の人がAIに対して不安を抱いているようです。
次に“グローバル化”について尋ねました。「身の回りの環境がグローバル化した」と“実感している人”と“実感してない人”はそれぞれ約34%で同等に存在しています。また、グローバル人材になりたいと考えている人は45%と半数弱いるものの、「英語への不安がある」と感じる人は79%にものぼっています。
活躍を期待する2018年新成人ランキング 1位フィギュア「宇野昌磨」、2位モデル・タレント「藤田ニコル」、3位プロ野球「オコエ瑠偉」
2018年1月に成人式を迎える同じ歳の新成人のうち、今後の活躍を期待・応援している人を尋ねました。ここではトップ10位を発表します。1位はフィギュアスケート選手の「宇野昌磨」で33%、2位はモデル・タレントの「藤田ニコル」31%、3位はプロ野球選手の「オコエ瑠偉」22%がランクインしました。(4位~10位は以下の表の通り)
●活躍を期待する2018年新成人ランキング トップ10
ベース:新成人(n=500)/複数回答
1位 宇野昌磨(フィギュアスケート選手)/33.2%
2位 藤田ニコル(モデル・タレント)/30.6%
3位 オコエ瑠偉(プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」)/22.4%
4位 桜井日奈子(女優・モデル・タレント)/18.2%
5位 宮原知子(フィギュアスケート選手)/17.8%
6位 杉咲花(女優)/13.6%
7位 小笠原慎之介(プロ野球「中日ドラゴンズ」)/12.0%
8位 上白石萌音(女優・歌手)/11.8%
9位 飯豊まりえ(女優)/9.0%
10位 井上苑子(シンガーソングライター)/8.8%
- 「自分の未来」について
- 「日本の政治」に、どの程度期待できるか
- 「国民年金制度」に対する信頼度と考え
- 自分たちの世代が日本の将来を変えていきたいと思うか
- 関心を持っている政治・経済・社会のニュース
- 政治・経済・社会・外交への関心
- 「理想の大人」はいるか、それはどのような関係の人か
- 20歳になって嬉しいと思うこと
- 就職に不安を感じているか
- 新成人の考え方の傾向
- 海外についての関心
- 友達はいるか、その中で親友はいるか
- 「友達」とのコミュニケーション
- 「友達」についての考え方
- 利用している情報源、その中で信頼している情報源 ・・・など
- 調査主体
- マクロミル
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査対象
- 全国、2018年成人式の参加対象となる平成9~10年生まれの男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法
- 男性250サンプル、女性250サンプル(合計500サンプル)
- 調査期間
- 2017年12月15日(金)~12月17日(日)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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