
母の日よりも忘れられがち!?な「父の日」について調査。父親にプレゼントしたいものは「お酒」が1位!

先日HoNoteが発表した『母の日に関する調査(2018年)』で、両親に感謝を伝えるのに大切にしている記念日を尋ねたところ、「父の日」を挙げた方は35%で「母の日」を挙げた方49%よりも14ポイント低い結果となりました。
母の日の陰に埋もれがち!?な「父の日」ですが、実際に皆さんはどのように過ごすのか、また父親自身は「父の日」をどう捉えているのか調査を行いました。
- 父の日のプレゼント事情を、母の日と比較!父親へ「プレゼントを贈りたい」は47%で、母の日より15ポイント低
- 父親へ贈りたいプレゼント、人気1位は「お酒」36%、2位「服・服飾品」26%、3位「お菓子・スイーツ」20%
- 父の日にかける予算は平均6,173円、ボリュームゾーンは「1,000円~5,000円未満」。母の日の予算と大差なし
- 父親たちは、あきらめモード…!?父の日に「何もしてほしいと思わない」が約半数。一方で、「子どもが何かしてくれたら嬉しい」と感じる父親は7割にのぼる
- 父の日にまつわる子どもの思い出。「父にこんなものを贈った」「喜んでもらえた」エピソード集
父の日のプレゼント事情を、母の日と比較!父親へ「プレゼントを贈りたい」は47%で、母の日より15ポイント低
父親(以降「義父」を含む)がいる方へ、「今年の父の日に、父親にしたいこと」を尋ねました。
最も多かったのは「プレゼントを贈りたい」47%、次いで「感謝の言葉を伝えたい」20%、「食事会をしたい」16%でした。約半数の方がプレゼントを考えていることが分かります。一方で、「何もするつもりはない」人も30%いる結果となりました。
なお、”母の日に母親に対して何をしたいか”同様の質問を行った『母の日に関する調査(2018年)』と比較すると、やりたいことの上位3位は同じ項目だったものの、何かをしたいと考えている人のスコアは、母親に対してよりも父親に対しての方が総じて低い結果となりました。1位の「プレゼントを贈りたい」についてのスコア差は15ポイントでした。
逆に「何もするつもりはない」は、父親に対しては30%だったのに対し、母親に対しては21%と、父親に対する方が9ポイント高い結果となっています。
「父の日」は「母の日」に比べ、忘れられがち・影が薄い、と言えそうです。
父親へ贈りたいプレゼント、人気1位は「お酒」36%、2位「服・服飾品」26%、3位「お菓子・スイーツ」20%
父親へのプレゼントとして人気なものは何なのでしょうか。
父の日にプレゼントを贈りたいと回答した人にプレゼントの内容を尋ねると、最多は「お酒」で36%、次いで「服・服飾品」26%、「お菓子・スイーツ」20%という結果でした。ちなみに、母の日では1位「花」50%、2位「お菓子・スイーツ」37%、3位「服・服飾品」18%でした。母の日で人気だった「花」は、父の日では5位で7.3%でした。
母の日には、カーネーションに代表されるように「花」を贈ることが定番化していますが、父の日については比較的票が割れ、定番だと言える贈り物は確立していないのかもしれません。そんな中でも、「お酒」の人気が高いのは特徴的です。
父の日にかける予算は平均6,173円、ボリュームゾーンは「1,000円~5,000円未満」。母の日の予算と大差なし
今年の父の日に、父親に何かをしようと考えている451名に、父の日にかける予算※1を尋ねました。
その結果、平均予算は6,173円でした。なお、母の日の平均予算は6,242円であり、金額に大差はない結果となりました。
また、予算を1,000円~3,000円未満で考えている方は19%、3,000円~5,000円未満で考えている方は30%で、合計して50%にのぼります。父の日予算のボリュームゾーンは「1,000円~5,000円未満」であることがわかります。これも母の日と同様の傾向でした。
※1:プレゼントの購入費に限らず、父の日にかけてもいいと考える金額を聴取
父親たちは、あきらめモード…!?父の日に「何もしてほしいと思わない」が約半数。一方で、「子どもが何かしてくれたら嬉しい」と感じる父親は7割にのぼる
子どもがいる男性に、父の日についての考えを尋ねました。
「あなたは、父の日に子どもに何をしてもらいたいですか?」という質問に対する答えは、最も多かったのが「特に何もしてほしいと思わない」49%で圧倒的でした。これは、母親の29%と比較し、20ポイントも高い結果です。
してもらいたいこととしては「感謝の言葉を伝えてほしい」が23%、「プレゼントを贈ってもらいたい」16%と続きますが、総じて母親が、「母の日に子どもにしてもらいたい」と回答したスコアよりも低い結果となりました。
「父の日」は、子ども側も母の日に比べ何かをやりたいと考える人の割合が少なかったり、父親側の期待も低かったりと、「母の日」よりも影が薄い・忘れられがち、な傾向にあると言えそうです。
一方で、「今年の父の日に、子どもが何かをしてくれたら嬉しいですか?」と尋ねると、「非常に嬉しい」「嬉しい」が合わせて70%にのぼりました。
期待はせずとも、何かをしてくれればうれしいと感じるのは父親も母親も同じ。父親がいる方は改めて今年の「父の日」をどうするか、考えてみてもいいかもしれません。
父の日にまつわる子どもの思い出。「父にこんなものを贈った」「喜んでもらえた」エピソード集
これまでの人生で思い出に残っている「父の日にまつわるエピソード」を自由回答で皆さんに尋ねてみました。様々なエピソードが集まりましたので、一部抜粋してご紹介します。
<父の日にまつわるエピソード>
ベース:全体(n=1,034)/自由回答より抜粋
- 父はお酒が好きなので、晩酌の時に使うタンブラーを贈った。数年前の話だが、父は今もそれを使い続けている。(34歳、男性)
- 幼少、小学生の頃の父の日に「肩叩き」などのマッサージをしていた頃の方が、父親も私も喜んでやっていたように思います。大人になるとプレゼントしづらくなってしまった。(47歳、男性)
- お酒が飲めないため虎屋の羊羹を贈ったらすごく喜んでくれて驚いた。(61歳、男性)
- 小学生の頃、父の日に弟と一緒にTシャツを買ってプレゼントしました。そんなに高価な物ではないけどすごく喜んでくれて沢山着てくれた。10年以上経ち、そのTシャツは首回りや裾はヨレヨレ。穴も開いてるし色も褪せてるが、今は部屋着として着ている。夏に実家に帰るとそのTシャツを着た父がいて、あぁまだ着てくれてるんやなぁと嬉しくなります。(25歳、女性)
- 小学生の頃、家庭科で裁縫を習って間もない頃の父の日に、フェルトで作ったポケットティッシュケースをプレゼントした。父はとても喜んでくれて、普段ポケットティッシュを持ち歩くことはないのに仕事に持っていってくれていたのを今でも思い出します。結婚して実家を出てしばらくした頃、実家で探し物をしていたら、父のタンスの中に大事にそのティッシュケースが保管されているのを見つけました。父が大切にとっておいてくれたことがものすごく嬉しかったです。(30歳、女性)
- 父の日に何をあげて良いのか分からず悩んだ結果、いつもハンカチとタオルハンカチのセットをあげていました。ある時すっかり忘れていて、渡さない時があり、まぁ毎年同じような物だから忘れちゃったけどいっか。と思っていたら、父の日にもらうハンカチを毎年楽しみにしていたのになぁーっと言っているのを聞いてしまい、後悔した時がありました。父は毎年あげるハンカチの事を嬉しそうに同僚に話していたそうです。(36歳、女性)
- 母の日より、父の日の方が気力が入らなくて、時には忘れることもあった。そんなときは、母から、父が寂しそうだったよっと電話がかかってくることもあった。(40歳、女性)
- 内緒でゴルフレッスンをして、父の日に一緒にコースに初めて出た時の父の感動は忘れられません。 やって良かった~♪と思いましたし、努力が報われました。(54歳、女性)
- 生前の父はお酒が大好きだった。父の日には、毎年父の喜びそうなお酒を選んでプレゼントしていた。少し高価なお酒を贈ると、もったいないと飲まずに飾っていた。父が亡くなって数年、母親がキッチンの棚を整理していると、私が最後に贈った少し高価な焼酎の瓶が、封を切らずにしまってあったそうだ。(55歳、女性)
父の日に贈られたプレゼントを、長い間大切に持っている父親たちも多いようです。照れくささからか、なかなか直接子どもには嬉しい気持ちを見せることがない父親も多そうですが、実際には喜んでいる様子が伝わってきます。
編集日 2019年4月2日
投稿日 2018年5月8日
- 去年(2017年)の父の日に、父親へしたこと
- 去年(2017年)の父の日に「何もしなかった」理由
- 両親(父親・母親)と普段から取っているコミュニケーション内容
- 父の日のプレゼントの購入方法と渡し方
- 父の日に関することで、後悔をしたこと ・・・など
- 調査主体
- マクロミル
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査対象
- 全国20歳~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法
- 平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,034サンプル
- 調査期間
- 2018年4月20日(金)~4月21日(土)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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