
SNS投稿のリンク先、確認してる?Twitter・Facebookユーザーに調査!

今回はTwitterとFacebookに焦点を当て、そういった実態や意識を探りました。調査対象は、各サービスを週1日以上利用しているユーザー各521名ずつ、合計1,042名です。
- 「シェア・リツイート」機能、Twitterユーザーは64%が利用、Facebookではその半数の32%
- Twitterユーザーの3割、Facebookユーザーの4割が、“リンク先を見ずに”リンク付き投稿にアクション
- リンク付き投稿に対する「いいね」、4割がリンク先は見ていない
- リンク先を見ずにアクションしたことがある人の、そのシーンとは?
実名登録のFacebookでは、「信頼できる友人が投稿したとき」に45%がリンク先を見ずにアクション
「シェア・リツイート」機能、Twitterユーザーは64%が利用、Facebookではその半数の32%
まず、“リンク付き投稿”には限定せずに、「いいね」、「シェア(リツイート)」、「コメント(返信)」等のアクションの経験率の結果から、特徴を見ていきます。
TwitterとFacebookともに、最もユーザーに利用されているのは、1クリックで簡単にアクションできる「いいね」で、それぞれ72%、83%にのぼりました。2つのSNSで大きな差が現れたのは「シェア(リツイート)」で、Twitterユーザーは64%が利用したことがあるのに対し、Facebookユーザーはその半分の32%でした。
一方で、「閲覧しかしていない」という人も存在し、その割合はTwitterユーザーの20%、Facebookユーザーの16%でした。本調査において、“ユーザー”の定義を、“各SNSに週1回以上ログインをする人”としているため、週1回以上ログインするにも関わらず、2割弱は何もアクションをしていない、という状況です。
Twitterユーザーの3割、Facebookユーザーの4割が、“リンク先を見ずに”リンク付き投稿にアクション
さて、ここからが本題です。自分のタイムラインに流れてきたリンク付きの投稿に対して、「いいね」、「シェア・リツイート」、「コメント・返信」といったアクションをする際に、リンク先を見ないでアクションをするというユーザーはどの程度いるのでしょうか。
アクションをする際に「リンク先を開くことはない」「(リンク先を)ほとんど見ていない」という人は、Twitterユーザーの29%、Facebookユーザーにおいては42%にのぼります。この2つのSNSでは、Facebookの方が、リンク先を見ないでアクションされている割合が高いことがわかりました。
リンク付き投稿に対する「いいね」、4割がリンク先は見ていない
リンク先を見ないでアクションをするという状況は、「いいね」、「シェア(リツイート)」、「コメント(返信)」という3つのアクションで、傾向差があるのでしょうか。
「いいね」については両SNSともに、4割の人がリンク先を見ずにアクションしており、3つのアクションの中でトップでした。リンク先を見ないでアクションする割合は、「いいね」、「シェア(リツイート)」、「コメント(返信)」の順で少なくなっていきます。「コメント(返信)」については、自分の言葉で投稿者にアクションをするにも関わらず、10%以上の人がリンク先を見ないで「コメント(返信)」しているという状況であることがわかりました。
リンク先を見ずにアクションしたことがある人の、そのシーンとは?
実名登録のFacebookでは、「信頼できる友人が投稿したとき」に45%がリンク先を見ずにアクション
では、なぜリンク先を見ないでアクションするのでしょうか?リンク先を見ずにアクションしたことがあるTwitterユーザー173名、Facebookユーザー177名に、そのシーンを尋ねました。
結果、「リンク先を見なくても内容が伝わったとき」がTwitter、Facebookともに理由の第1位で、それぞれ62%、53%でした。また、「リンク先を見るのが面倒くさかったとき」「信頼できる友人が投稿したとき」といった同じような理由が上位に挙げられました。Facebookは、Twitterよりも「リンク先を見なくても内容が伝わったとき」「リンク先を見るのが面倒くさかったとき」のスコアは低いですが、「信頼できる友人が投稿したとき」については高くなっています。これは、実名登録がルールであるFacebookにおける特徴だと言えそうです。
本調査結果のより詳細な分析は、 MarkeZine7月号“データで読み解く”「SNS投稿のリンク先はどれくらい見られているのか」に掲載されています。
- いいね、リツイート等のアクションをする頻度
- アクションをする際にリンク先を見ているか(投稿の内容別) ・・・など
- 調査主体
- マクロミル・翔泳社(共同調査)
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査対象
- Twitter・Facebookを週に1回以上の頻度で利用する人(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法
- 事前調査(人口動態比率で割付)のTwitter・Facebookそれぞれの出現比率に基づき、性別×年代別で割付。Twitterユーザー521サンプル・Facebookユーザー521サンプル/合計1,042サンプル
- 調査期間
- 2018年5月18日(金)~2018年5月20日(日)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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