
「美活男子」は20代以下の若年層が中心。仕事もプライベートも自分にとって必要なものは自分で取りに行き、自らをプロデュース。

今回の調査では、美容院やエステ、散髪、ネイルなどに行く頻度が1か月に2回以上で、何らかの男性スキンケア用品を保有している男性を「美活男子」と定義し、この「美活男子」がどのようなライフスタイルを送っているのかを分析するとともに、5年前の分析結果と比較して、どのような部分が変化したのかを明らかにしていきます。
- 好きなことに投資し、悠々自適に暮らす未婚若者層
- お金と時間を掛けて、今の自分に最適なものを取り入れる
- 仕事もプライベートも理想を目指してセルフプロデュース
- 余裕ができ、周囲を気にせず自分の好きなものを追求
好きなことに投資し、悠々自適に暮らす未婚若者層
美活男子の特徴は20代以下の若年の未婚層が中心。職業は「企画/事務系」「営業職」で、業種としては「サービス」「メーカー」が中心。男性全体と比較すると「教員」「クリエイティブ系」の職に就いている割合が若干多く、逆に「販売/サービス系」「公務員等」の職に就いている割合が低めの傾向でした。
また、美活男子は家事家電商品やデジタル家電、通信関連機器の保有率は高く、国内旅行や海外旅行、ショッピングを趣味として挙げる人が多く、意識面でも「流行やトレンドに敏感で先進性が高いものに惹かれやすく、一度はまるとのめりこみやすい」という傾向でした。
お金と時間を掛けて、今の自分に最適なものを取り入れる
美活男子の収入は男性全体と比較して高く、3割弱が世帯年収1,000万円以上となっており、1か月に自由に使える金額が10万円以上の人も3割弱。貯蓄も9割弱がおこなっており、そのうち4割弱が毎月5万円以上を貯蓄と、生活は比較的余裕があるのではないかと思います。
また、健康上についてみると、「肌の乾燥」や「ニキビや吹き出物、肌荒れ」の悩みを抱えている人が多いため「フェイシャルペーパー」でケアしたり、その他、「制汗剤」や「デンタルリンス・洗口液」で身だしなみを整えたりするなど、頭髪、肌、体型、匂いなど全身にも気を遣っていることがわかります。
仕事もプライベートも理想を目指してセルフプロデュース
美活男子は副業を行っている人も3割強と多く、「今後してみたい」と考えている人を合わせると5割近くと副業については前向きな思考で、本業以外でも自分自身の能力を発揮していることがうかがえます。SNSを「自分の仕事・ビジネスに関係する情報を投稿する」「仕事仲間やビジネス上のつながりの人とのコミュニケーションをとる」ことを目的として利用している人も多く、積極的に自分をアピールしていることがうかがえます。
生き方価値観をみても、「自らを磨くための投資は必要」「他人が知らなくても、自分がいいと思うものを選びたい」という意識は強くもっており、自らがもつ理想を目指して日々努力していることがうかがえます。
余裕ができ、周囲を気にせず自分の好きなものを追求
2015年調査時と比較すると、平均年齢は37.4歳から38.9歳に上がり、平均世帯年収は平均822万円から平均837万円に、平均お小遣いは7.41万円から8.16万円にアップしており、余裕がある生活を送ることができていることがうかがえます。
美活に欠かせないコスメについてみると、購入頻度は低下したものの購入金額は増加しており、お気に入りのファッションは「キレイめ」から「大人カジュアル」に変化。美容に関する情報収集源については「雑誌」だけでなく「口コミ」も活用しており、必要な情報は自分から取りに行っている様子です。
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「ブランドデータバンク」とは、マクロミルモニタのうち約3万人にブランド・メディア・価値観など約200項目におよぶ持ち物・嗜好に関してインターネット調査を行い、その結果をデータベースとして提供しているサービスです。多彩なデータを横断的に分析することで、ターゲットユーザーのライフスタイルをペルソナ化し、社会のマーケティングアクションにご活用いただけます。
- 飼っているペットの種類
- 自宅で所有している理美容・健康家電
- 自分でするスポーツ
- 保有している金融資産・不動産資産・・・など
- 調査主体
- マクロミル
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査タイトル
- ブランドデータバンク 第30期調査(ブランドに関するアンケート)
- 調査対象
- 全国15歳~69歳の男女(マクロミルリサーチパネル)
- 割付方法
- 10代:調査対象の出現比率に基づき、男女×年齢(15~19歳)で割付
20代~60代:平成27年国勢調査による、性別×年代(10歳刻み)の人口動態割付 - 総サンプル数
- n=31,387
- 調査期間
- 2019年12月20日(金)~2019年12月30日(月)
- ※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
- ※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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